ナイアシン。

あまり聞きなれない栄養素ですが、8種類あるビタミンB群のひとつです。

ナイアシンは、糖質や脂質をエネルギーに代謝する際に必要となるほか、肌や髪の毛となるたんぱく質を作る時にも必要となる重要な栄養素です。

皮膚細胞の生まれ変わりに関与している為、不足すると、肌や口内の粘膜が荒れてきますので、マルチビタミン&ミネラル等を利用してしっかりと摂取するようにしましょう。

効果・効能。

動脈硬化の予防。

ナイアシンには、血液中コレステロールや中性脂肪を減らす作用があり、また毛細血管を広げる働きがあることから、血液をサラサラにし、血行をよくします。

  

統合失調症の緩和。

うつ病や統合失調症の原因の1つとして、ナイアシンの代謝異常によって症状が出現することが分かっています。
欧米などでは20年以上前からナイアシンなどの栄養素を用いて統合失調症の治療が行われています。

  

二日酔いの改善。

二日酔いのもとである、アルコールが分解される過程で生成される有害物質「アセトアルデヒド」を分解するので、飲みすぎた後には、ナイアシンを中心としてビタミンB群がお勧めです。

  

喘息患者の喘鳴を抑制。

ナイアシンは、喘息の原因と考えられているヒスタミンを減少させる働きから、喘鳴を抑制することがいわれています。(喘鳴は、呼吸のたびに出るゼイゼイ音です。)

一緒に摂りたい栄養素。

ビタミンE
一緒に摂取すると、血液の健康に効果的です。

サプリメントで摂取するときの注意点。

ナイアシンは8種類あるビタミンB群のひとつです。
B1やB2、葉酸など8種類のB群は、互いに協力しながら働いていますので、ナイアシンを単体で摂るのではなく、8種類すべてのビタミンB群を摂取するようにしましょう。

ナイアシンは、水溶性でサプリメントで摂取してもすぐに体外へ排出されやすい特徴を持っていますので、出来る限りこまめに摂取するようにしましょう。

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