葉酸。
生きていく上で、非常に重要な働きを担っているビタミンのひとつで、8種類あるビタミンB群に分類されています。
葉酸は、細胞の新生に必要不可欠な核酸(DNAやRNA)を作るときに必要となります。
さらに、胎児が発育する妊娠中や、乳児を育てる授乳中には葉酸が特に重要となります。妊娠初期に葉酸を適切する事で、胎児の神経管欠損という先天異常のリスクを軽減することが出来ます。
効果・効能。
胎児の先天異常のリスク軽減。
母子手帳にも記載されているように、神経管閉鎖障害や無脳症といった赤ちゃんの病気を予防しますので、妊娠中は不足しないようにしっかりと摂取するようにしましょう。
貧血の予防。
血液の健康の為には、鉄分ばかりいわれがちですが、葉酸やビタミンB12が非常に重要です。葉酸は、赤血球を作る時に必要不可欠です。
アルツファイマー病の改善。
軽症期のアルツハイマー病患者にビタミンB群の一種の葉酸とビタミンB12を投与すると症状が改善されたと国内の医師から報告されています。(2010年5月)
一緒に摂りたい栄養素。
- ビタミンB12
- 健康的な血液をつくる為には、葉酸とビタミンB12の両方が必要となります。
又、アルツファイマー病の予防等にも一緒に役立ちます。
サプリメントで摂取するときの注意点。
葉酸は8種類あるビタミンB群のひとつです。
8種類のB群は、互いに協力しながら働いていますので、葉酸を単体で摂るだけでなく、8種類すべてのビタミンB群を摂取するようにしましょう。
葉酸は、サプリメントで摂取してもすぐに体外へ排出されやすいので、こまめに摂取するようにしましょう。
妊娠中は、葉酸だけでなく、鉄分やカルシウム、DHA(ドコサヘキサエン酸)等も重要なので、不足しないように積極的に摂取するようにしましょう。