ビオチン。

少し変わった名前ですが、13種あるビタミンの一つで、さらに分類すると8種類あるビタミンB群のうちの1つです。

ビオチンの効果で最も注目すべき点は、アトピー性皮膚炎の原因を減らす事です。
国民の3~5人に1人はアトピー性皮膚炎で悩んでいるので、ビオチンの重要性は日々増すばかりです。

ビオチンは、ビタミンCと同様に、水溶性に分類されており、サプリメント等で摂取しても体外に排出されやすいので、こまめに摂取する必要があります。

効果・効能。

アトピー性皮膚炎の改善。

体内にアレルギー物質が侵入すると、ヒスタミンという物質が放出され、皮膚の炎症などを起こします。
ビオチンは、このヒスタミンを体外に排泄する作用を持っています。

  

掌蹠膿疱症の改善。

この病気に疾患している方の多くは、血液中のビオチン濃度が低い状態となっています。
この為、ビオチンの補給で症状が改善された例が、数多く報告されています。
女優の奈美悦子さんもビオチンの摂取でこの病気を克服されたといわれています。

  

白髪の予防。

ビオチンは、アミノ酸の代謝を行う上で重要な役割を担っています。
ビオチンが不足すると、アミノ酸代謝が滞り、アミノ酸から毛髪がうまく作られなくなり、白髪を招くといわれています。

  

糖尿病の予防。

まだ研究段階ですが、ビオチンは糖の代謝を促進する為に、血糖値が低下し糖尿病っを緩和すると考えられています。
ビオチンを補給することで、高血糖が改善されたと言う報告も上がっているようです。

一緒に摂りたい栄養素。

ビタミンA(ベータカロチン)
保湿成分を体内で作るビタミンA(ベータカロチン)は、アトピー等に伴う痒みを緩和させる働きに期待する事が出来き、ビオチンとの摂取でアトピー性皮膚炎に効果的です。
ビタミンC
ビオチンと同じく、お肌の為には欠かす事が出来ないビタミンです。

サプリメントで摂取するときの注意点。

ビオチンは8種類あるビタミンB群のひとつです。
ビタミンB群は、B1B2、葉酸やナイアシンなど8種類が互いに協力しながら働いていますので、ビオチンを単体で摂るのではなく、8種類すべてのビタミンB群を摂取するようにしましょう。

ビオチンは、水溶性で、サプリメントで摂取してもすぐに体外へ排出されやすい特徴を持っていますので、出来る限りこまめに摂取するようにしましょう。

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