ビタミンB6。
別名でピリドキシンと呼ばれている栄養素で、人間の体を構成するたんぱく質を作り上げる時に活躍するとても大事なビタミンです。
もともとビタミンB6は、皮膚炎を予防する事から発見された水溶性のビタミンなので、お肌にも欠かす事が出来ません。
又、ビタミB6は女性にはうれしい効能を兼ね備えており、月経前のいらいらを緩和したり、妊娠時にはつわりや妊娠中毒症を予防する働きもあります。
効果・効能。
月経前症候群の緩和。
月経前は、個人差はあるものの、イライラや胸のはり、情緒不安定、睡魔など様々な不快な症状があります。
ビタミンB6は女性ホルモンの分泌を正常にし、月経前症候群を緩和する働きに期待出来ます。
つわりや妊娠中毒症の軽減。
ビタミンB6がアミノ酸の代謝を円滑にし、つわりや妊娠中毒症の原因とされているキサンツレン酸を抑制します。
皮膚炎や口内炎の予防。
脂質を効率よく分解させることで、余計な脂質が原因で発症する皮膚炎の予防や改善を行います。
また、粘膜の健康にも働き、口内炎などの改善にも役立ちます
一緒に摂りたい栄養素。
- ビタミンE
- 月経前症候群がつらい人は、ビタミンB6と同様に女性ホルモンの分泌に関与するビタミンEを一緒に摂取すると効果的です。
サプリメントで摂取するときの注意点。
ビタミンB6は8種類あるビタミンB群のひとつです。
8種類のB群は、互いに協力しながら働いていますので、ビタミンB6を単体で摂るのではなく、すべてのビタミンB群を摂取するようにしましょう。
ビタミンB6はとても安全性が高いビタミンのひとつですが、1日に200mg以上の大量摂取は、神経系に異常をきたす事もあるので、注意しましょう。