セレン（セレニウム）。

近年、脚光を浴びているミネラルの一つがセレンです。別名ではセレニウムとも呼ばれています。

セレンは、体内に持つ強力な抗酸化酵素「グルタチオンペルオキシダーゼ」の原料となり、体の酸化を防ぎます。
ビタミンCやE、ベータカロチンなど、抗酸化作用を持つ栄養素は多数ありますが、酸化を全て防げるわけではありません。

グルタチオンペルオキシダーゼ酵素は、細胞膜の酸化を無害化する働きがあります。

効果・効能。

抗酸化作用による老化防止・生活習慣病の予防。

酸素を体内へ取り込む事は、生命維持活動の一環として重要ですが、この酸素の一部が、活性酸素という細胞を酸化させる元凶になります。

活性酸素が原因で、がんや動脈硬化など、なんと200種類以上もの病気の原因ともなるともいわれています。
セレンは、この活性酸素を強力に除去する効果に期待する事が出来ます。

精子の原料となる。

男性の精子の材料の一つとなるので、不妊症で男性側に原因がある場合に、用いられる事があります。

体にとても良い栄養素の一つですが、摂りすぎもよくありません。
この為、いくらセレンを摂りたいと思っても、単体で過剰に摂るのではなく、まずはマルチビタミン＆ミネラル等のサプリメントで広く浅く摂取し、もし足りないようでしたらじょじょに追加していく事をおすすめします。